
Homeless Veteran Timelapse Transformation
We can help transform the people’s lives of inside and out.
今回は、動画の第2弾。2013年に反響が大きかった動画を取り上げたいと思います。
これはアメリカのNPO、Degage Ministriesが退役軍人のホームレスを対象に行なっている活動の映像で、彼らは退役後、ホームレスになった元軍人たちに対して洗髪や着替えなどを行って身だしなみを整え、新たな人生の一歩を歩み始めさせています。
髪や髭が伸び切った元アメリカ陸軍のホームレスのJim Wolfさん。何十年も貧困の中でホームレスとして生き、アルコール中毒に悩まされてきました。しかし髪をカットされ、ひげを整えられ、ポケットチーフ付きのスーツを着た時、そこには以前の彼の面影はどこにもありません。この驚きの変身の後、Wolfさんは自身の生活のコントロールを取り戻し、アルコール中毒社のミーティングに参加し始め、自分の部屋も借りる予定となっているとのことです。
これは単純な「感動する話」ではありません。退役軍人が日常生活に戻れないという話は「ランボー」を始めとして昔から繰り返し描かれており、現在も多くの退役軍人がホームレスとして生きています。
以前はベトナム帰還兵が多かったのが、近年の湾岸戦争、イラク戦争を始めとした対テロ戦争の中でも同じ道を歩む退役軍人が後を絶たず、アメリカ国内では大きな社会問題となっています。特に、貧困家庭の若者が戦争に赴いた場合、高等教育や職業訓練を受けていない状態で退役することになり、ホームレス化してしまうケースも多いとのこと。
この動画の背後にアメリカの継続的な対テロ戦争路線と貧富の格差が透けて見える形となっており、コメント欄でも多くの議論が行われています。アメリカは区別の社会と言われますが、ただの区別とは済ませられない課題をはらんでいます。
この動画が凄いのは、後半にWolfさんの表情に変化があるのをカメラがしっかり捉えている事です。まさに、self-esteem(自尊心)の現れです。編集や演出の全くないこの動画が伝える社会問題と人の変革(再生)を皆さんはどう考えるでしょうか。
イメージコンサルティングは、社会問題に手を差し伸べられる仕事でもあります。人々が社会参加するきっかけをつくる。人間再生の瞬間から私たちはもっと社会へのインパクトを与えられると学ぶことができる動画であり、本来はこういったことをSNSを通じて発信したいものです。