Something Blue
Something blue stands for purity, love, and fidelity.
something blue(サムシングブルー)とは?
something blue(サムシングブルー)とは、something four(サムシングフォー)の中の1つです。
something fourとは?
something fourとはヨーロッパの慣習で、
新婦が何か古いもの/something old、何か新しいもの/something new、何か借りたもの/something borrowed、何か青いもの/something blueの四つを身につけると、幸せな結婚生活が送れるというもので、200年以上も前からあるヨーロッパの、花嫁さんの幸せを願って結婚式に取り入れられてきた慣習であり、迷信の1つです。
something fourの意味
o something old 「祖先から代々受け継がれてきた財産や宝物」という意味
o something new 「新生活への一歩を踏み出す」という意味
o something borrowed 「幸せな結婚生活を送っている人の、幸福をおすそ分けしてもらう」という意味
o something blue 「花嫁の清らかさと誠実な愛情」という意味を持つ
以上の4つの項目をひとまとめにして、サムシングフォーになります。
なぜ、something blueは「青」なのか?
地球上に存在する「物」としての青は、手にとって触れることが難しい色です。
例えば、空や海は青色をしていますが、私たちはこれらに直接触れることはできません。もちろん海の水に触れることは出来ますが、触れると青ではなく、透明になってしまいます。
このように、見ることはできても直接的に青には触れることの出来ないため、私達に神秘的なイメージを与えています。
宗教・文化的な背景
例えば、聖母マリアのマントに描かれる青も神秘的なイメージを与えるために使われていると言われています。絵画の世界では聖母マリアに限らず、聖書やキリスト教に関連する宗教画・絵画には、約束として、特定の聖人や登場人物に
密接に結びつけられた持ち物や小道具、背景や添え物が描かれます。これをアトリビュート(attribute)といいますが、聖母マリアのアトリビュートとしては、天の真実を意味する青色のマント(ヴェール)は青色で書く決まりになっています。
フランスの国旗、トリコロールカラーの青
フランスの国旗のトリコロールカラーにも青が使われていますが、パリの標章の青から取られたと言われており、この青は、聖人サン・マルタンのマントの色とセーヌ川の色にも結びつけて考えられています。このことから、ヨーロッパの人達にとって、文化や宗教的な背景からも青は特別な色であるとも言えます。
青は、最高級という意味を持つ
加えて、ヨーロッパでは青色の原料であるラピスラズリー鉱石の入手が困難だったため、青は非常に高価な色とされたことで、青を最高級という意味で使うことがあります。皆様がご存知のロイヤルブルーは、イギリス王室の公式カラーですが、キャサリン妃やウィリアム王子の公務の衣裳でも頻繁に採用される色です。ブルーリボン賞などもそのわかりやすい例ではないでしょうか。
青が与えるポジティブな7つのイメージ
青が与えるポジティブなイメージは、下記7つです。企業のイメージカラーやロゴにも多用されるカラーになっているのもこのポジティブなイメージを訴求するために有効と考えられます。
o 信頼
o 神秘的
o 堅実
o 知的
o 冷静
o 忠実
o 勤勉
青は、純粋さ、愛、そして忠実さと言えるでしょう。