IMAGE CONSULTANT

イメージコンサルタントは、イメージ形成につながる要素であるコミュニケーションメッセージを理論に基づき分析し、一貫した方向性でイメージを構築する専門家です。イメージコンサルタントは、一般個人のみならず、企業のエグゼクティブ層も対象顧客に含まれます。アメリカでは、「よい医者、よい弁護士、そしてよいイメージコンサルタントがいること」が、エグゼクティブの条件といわれ、ステイタスとされています。

お客様の身体的な特徴から最大限の魅力を引き出し、パーソナリティー、ＴＰＯ、ライフステージを考慮した上で、ベストイメージを創り上げることにより、お客様の自己実現をサポートしてゆく事がイメージコンサルタントの役割になります。

至上稀に見る大接戦となったケネディとニクソンの大統領戦。それまでメディアの中心はラジオや新聞でしたが、テレビ時代の到来と共に選挙戦は見た目重視になってゆきます。ケネディ陣営は見た目による人に与える影響を考え、「誠実」・「冷静」・「信頼感」をイメージする紺色のスーツに「清潔」・「永遠」というイメージの白シャツ、そして、「情熱的」な赤いネクタイ。ベテランニクソンに対して若いケネディは視聴者に対して信頼感と強烈なリーダーシップを視覚的にアピールし、成功したとも言われ、戦略に関った専門家がイメージコンサルタントです。

特に、欧米ではイメージコンサルタントは認知度が高く、専門的な職業として確立されています。

コミュニケーションには、言語によるコミュニケーションと非言語によるコミュニケーションが存在しますが、イメージコンサルタントは非言語コミュニケーションが専門分野になります。

パーソナルカラーによる診断や体型分析がイメージコンサルタントの主だった仕事だと誤解になるような情報もありますが、これらはアプローチの一部にしか過ぎません。イメージという領域はとても広く、適切で効果的なイメージコンサルティングは、人と人の良質なコミュニケーションが生産性を生み、企業や個人の自己実現をサポートする専門性の高い仕事だと言えるでしょう。

イメージコンサルタントになるには、専門知識の習得が必要になります。企業からも信頼されるスキルが伴えば、企業エグゼクティブのイメージコンサルティングを担当したり、研修など仕事の幅も広がります。企業への導入となると根拠や結果も求められるため、実際にイメージコンサルタントとしてより多くのクライアントを抱えるコンサルタントから直接学ぶことが理想でしょう。イメージコンサルタントが対象とするのは「人」ですから、あなたが人として信頼できると思えるイメージコンサルタントを選ぶことも大切です。